「テストプレイなんてしてないよ」ってどんなゲーム?何種類ある?ルールや所要時間も調査

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「テストプレイなんてしてないよ」ってどんなゲーム?何種類ある?ルールや所要時間も調査

理不尽なカードが面白いことで話題となっているカードゲーム『テストプレイなんてしてないよ』というものを皆さんはご存知でしょうか。戦略型 カードゲームと呼ぶには程遠いまさにいい意味でのクソゲーとも言われています。今回はそんな『テストプレイなんてしてないよ』はどんなゲームなのか、そのルールや遊び方、種類などについてご紹介します。

目次

『テストプレイなんてしてないよ』とは

『テストプレイなんてしてないよ』は、株式会社グループSNEが制作したカードゲームでタイトルからも感じられるように適当に作ったような理不尽なカードが特徴的なカードゲームです。戦略的なカードゲームが人気の世の中でまさに不意をついたような戦略ゲームからは程遠いカードゲームです。しかし、逆に戦略ゲームではないので、幅広い年齢層が楽しむことができ、大勢でワイワイ遊びたいという時にはうってつけのゲームになっています。いい意味でのクソゲー中のクソゲーと言われ、シリーズ化もされている話題のゲームです。

『テストプレイなんてしてないよ』のルールと遊び方

『テストプレイなんてしてないよ』を購入すると箱の中にはカードが90枚と説明書が入っています。プレイ人数は2〜10人で、1プレイ1〜5分で遊ぶことができ、ルールと遊び方はとても簡単で、まずは参加者全員に裏にした状態でカードを2枚ずつ配ります。これで準備は完了になります。ジャンケンなどで順番を決めてゲームスタートです。時計回りで進め、手番の人は山札からカードを1枚引きます。そして手札のカードの中から1枚選んで、そのカードを自分の手元に表向きで出してカードの内容に従う。これだけです。

勝利条件

さて、気になる勝利条件ですが、ゲームに勝つには「自分以外を敗北させる」もしくは「勝利条件を満たす」必要があります。あまり、ピンとこない方も多いでしょうが、これだけなのです。それを可能にしているのが理不尽なカードたちです。ここからはその理不尽なカードとその効果をご紹介します。

理不尽すぎるカードの種類とその効果

ゲームで使用するカードの種類は「通常カード」が45枚あり、「スターカード」が18枚、スターカードは通常カードより強力です。「混沌パックカード」が15枚、混沌パックカードは横向きになっており、ルールの追加を行います。最後に「白紙カード」が12枚となっており、白紙カードは自由に効果を与えることができます。ここからは一部のカードとその効果をご紹介します。

ブラックホール(通常カード)

ブラックホールの効果は「任意のプレイヤーの前にこのカードを置く。手番終了時にこのカードが自分の前に置かれていた場合、そのプレイヤーはブラックホールに吸いこまれて敗北する。」です。その名の通り、前に置かれたまま手番が終了してしまうと敗北になるのでどうにか対処しないと負けてしまいます。

ドラゴン(通常カード)

ドラゴンの効果は「任意のプレイヤーの前にこのカードを置く。手番終了時にこのカードが自分の前に置かれていた場合、そのプレイヤーはドラゴンに食われて敗北する。」です。一瞬で敗北させることのできる恐ろしいカードになっています。

科学(通常カード)

科学の効果は「【ドラゴン】または【ブラックホール】のカードが自分の前に1枚だけある場合、存在を否定する! そのカードを任意のプレイヤーの前へ移す。もしくは山札からカードを2枚引き、優れた科学知識に浸って安心感を得る。」です。ドラゴンやブラックホールに対処できるカードなので上手に使いたいところ。

爆弾(通常カード)

爆弾の効果は「自分の前にこのカードを置き、手番を終える。場に合計4枚以上の【爆弾】が置かれた場合、それらは爆発し、全員が敗北する!」です。場に4枚以上置かれた瞬間に敗北になるので取扱注意。

それ(通常カード)

それの効果は「自分の前にこのカードを置き、以下を大声で読みあげる。「今後『それ』を意味する言葉を口にしたプレイヤーは即座に敗北する」幸運を!」です。場のカードを無視して「それ」と発言した人を問答無用で敗北させる恐ろしいカードです。

創英角POP体(通常カード)

創英角POP体の効果は「自分の前にこのカードを置く。すべてのプレイヤーはカードをプレイする前に「創英角POP体最高」と言わなくてはならない。言わなかった場合は敗北する。そう、これは邪悪なカードだ。」です。プレイする度に「創英角POP体最高」と意味のわからないことを言わなければならず、忘れるだけで敗北するなんて理不尽すぎます。

ゾンビ!(スターカード)

ゾンビ!の効果は「自分の前にこのカードを置く。以降、いずれかのプレイヤーが手番前に「ああ! ゾンビだ!」と言わなかった場合、そのプレイヤーはゾンビに脳を食われて敗北する。ただし、バナナを持っていた場合は助かる。」です。なぜバナナを持っていたら助かるのか意味不明ですが、バナナを引いたら大切にしましょう。

ゲーマーズ・ハイ(スターカード)

ゲーマーズ・ハイの効果は「任意のプレイヤーの前に、このカードを置く。そのプレイヤーはショックで呆然となり、以降は自分が使うカードを手札からランダムに選ぶ。【ゲーマーズ・ハイ】はすばらしいカードなので、そのプレイヤーは2ポイントを得る。」です。ポイントは15ポイント貯めると勝利になるのでどんどん貯めましょう。

いんちき野郎(スターカード)

いんちき野郎の効果は「カードを2枚引き、もういちど手番を行う。そう、これは星印つきのカード。もしこのカードがなんらかの動物によって待ち伏せされたなら、あなたは敗北する。このいんちき野郎。」です。カードを2枚引き、もう一度手番をできる一方で待ち伏せされていたら敗北というリスキーなカード、使い所が肝心です。

美味い!(混沌パック)

美味い!の効果は「自分の手番にカードを引く前に、食べ物の名前を挙げ、「これはうまい!」と言わなくてはならない。同じ食べ物を繰りかえしてはならない。即座に「おいしそう!」または「ハングリー!」と言わなかった他のプレイヤーは敗北する。」です。シンプルなルール追加に見えますが、繰り返す度に無くなる恐ろしさのある追加ルールです。

まとめ

今回は『テストプレイなんてしてないよ』はどんなゲームなのか、そのルールや遊び方、種類などについてご紹介しました。ゲームのルールや遊び方は簡単で、誰もがすぐに楽しむことができます。理不尽なカードたちで盛り上がれる『テストプレイなんてしてないよ』、年末年始やお盆など、家族や友人が集まった際に楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

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