家族や仲間と遊ぶ際に重宝するのはカードゲーム。技術や反射神経、身体能力などで実力が左右されることが少なく、ルールを覚えてしまえば大人も子どもも平等に楽しむことが出来ますよ。カードゲームと聞くとTCGを連想する人も多いかもしれませんが、家族などで遊ぶ際にはいわゆる「ボードゲーム」のカードゲームがオススメです。
今回は家族や仲間と楽しむカードゲーム人気5選を紹介します。
ニムト
最初に紹介するのは「ニムト」です。二人から十人という幅広い人数で遊べるので融通が利きやすく、更に遊ぶ人数によってゲームの性質が大きく変わる点も面白いカードゲーム人気作品です。
一つのカードセットには1~104の数字が描かれたカードが入っており、それぞれのカードには数字だけでなく点数が定められています。5や0がついている数字や11などのゾロ目の数字は点数がより多くなっており、55の数字は特に大きな点数になっています。ニムトは、これらの点数をなるべく稼がないように戦うというゲームシステムになっています。
6枚目の数字を置かないように立ち回る
プレイヤーはそれぞれ、配られた手札の中からカードを一枚同じタイミングで出します。出されたカードは小さい数字から順番に、4つの列に並んでいくのですが、列のカードが6枚目になった時、その6枚目のカードを出したプレイヤーが1から5枚目のカードを全て回収しなければなりません。
ニムトでは点数の少なさを競うゲームなので、なるべくカードを回収しないように、回収するとしても少ない点数で済むように立ち回っていかなければなりません。
ハゲタカのえじき
続いて紹介するのは「ハゲタカのえじき」です。二人から六人で遊べるカードゲームで、シンプルなルールで簡単に奥深い心理戦を楽しむことができますよ。
一つのカードセットには1から15の数字が記されたカード群が6種類と、マイナス5から10までの数字がかかれたハゲタカのカードが含まれており、このハゲタカのカードに記された数字が得点となります。得点を沢山稼いだプレイヤーが勝利しますが、ハゲタカのカードにはマイナスの数字もあるのがポイントですね。
大量得点を巡る攻防
一枚のハゲタカカードを、手札の1から15の数字から一枚を一斉に出し合って取り合うというルールです。より大きな数字を出したプレイヤーが点数ゲット、つまり10点のハゲタカの時には15などの大きな数字を出して点数を得たい訳ですね。しかし、3人以上で遊ぶ場合、うち二人が15を出すなどして数字が被ってしまったらカード獲得の権利を失ってしまいます。被りを考慮しながら戦う必要があるのです。
マイナスの得点カードの場合は、一番少ない数字を出した人が獲得してしまうことに。この時はうまく被らせると、獲得の権利を放棄できます。このゲームシステム故に、3人以上、特に4人で遊ぶのをオススメします。
コヨーテ
続いて紹介するのは「コヨーテ」です。二人から十人という幅広い人数で遊ぶことができるため、コヨーテもかなり融通が効きやすいゲームです。大人数で遊べるゲームでは多く見られる傾向ですが、やはりコヨーテも人数によってゲーム性が変わり、多くなればなるほどカオスになっていきます。
コヨーテのカードは縦に細長いカードで、多くのカードゲームで共通するような「カードを場に出す」といった感じのルールではなく、インディアンポーカーのように額にカードを構えて遊ぶゲームですよ。
推理と心理戦が熱い数字ゲーム
細長いカードには1や2や10などの数字が書かれており、これはコヨーテという動物の数を示します。各プレイヤーは額にかざした自分のカード以外の場の数字を全て確認出来るので、自分の数字を予想しながら場のコヨーテの総数を超えないように数字をコールしていくというゲームです。
しかしカードの中には場のコヨーテの総数を二倍にする「×2」、一番大きな数字を0にしてしまう「MAX→0」など、場のコヨーテの総数を一枚で大きく変えるカードもあります。そういったカードの存在を活かしたブラフなどがゲームを熱くします!
バトルライン
続いて紹介するのは「バトルライン」です。こちらは1対1で戦う二人用のゲームですが、戦略型のカードゲームとしてはとてもクオリティが高く、4人でトーナメント戦をしてみたりするのも面白いですよ。
一つのカードセットには、「部隊カード」と呼ばれる、部隊名と1から10の数字が振られたカード6色計60枚と戦術カード10枚が含まれています。また「フラッグ」と呼ばれるピンも含まれており、このフラッグを部隊カードを用いて取り合うゲームとなっていますよ。
部隊カードを使って役を作る
9つのフラッグの前にそれぞれ部隊カードを順番に置いていき、「役」を作っていくというゲームです。同じ色のカードや同じ数字のカードを並べると役が完成、数字の大きさも役の強さに影響し、同じ色の8・9・10を並べられたら最強!といった感じです。この役の強さで勝負し、より強い役を作れた側がフラッグを獲得します。沢山フラッグを獲得した方が勝ちというゲームですよ。
戦術カードは特殊な効果で相手の盤面を荒らしたり自分の役を補強できます。相手が戦術カードを使った枚数より2枚以上多く戦術カードを使うことが出来ないので、使わない事も含めて作戦が重要になります。
テストプレイなんてしてないよ
最後に紹介するのは「テストプレイなんてしてないよ」です。タイトル通り、まるでテストプレイをしていないかのような大味で、時に理不尽なゲームバランスが癖になるパーティゲームです。配られたカードの勝利条件を満たしたり、ライバルの敗北条件を満たさせたりして勝利を目指す、ただひたすらバカバカしいように見えてちゃんと戦略性も感じられるゲームですよ。二人から十人で遊べますが、大人数で遊ぶ時のバッタバッタとプレイヤーが敗北していく展開は爽快ささえ感じます。
出展:シロクロゆうぎ
最後に
今回は家族や仲間と楽しむカードゲーム人気5選について紹介しました。勿論ポケモンカードゲームや遊戯王、ワンピースカードゲームなどのTCGも仲間同士で遊ぶと楽しいですし、家族で一緒に遊んでみるのもオススメですが、カードがどんどん増えていくTCGよりも一度ルールを覚えてしまえば特に変わることなく遊べるボードゲームタイプのカードゲームの方がとっつきやすいと思いますよ!