【トランプ】「ハムレット」ルールと遊び方について紹介!

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【トランプ】「ハムレット」ルールと遊び方について紹介!

家族や友人と一緒に遊ぶパーティーゲームの一つとして知られているトランプで、3人用のトリックテイキングゲームとして人気のハムレットを知っているでしょうか。イギリスのゲームデザイナーであるデイヴィッド・パーレットさんが、考案したゲームであるといわれているようです。ルールや遊び方には複数の解釈やバリエーションがあるようですが、今回はハムレットのルールや遊び方について詳しく解説していきたいと思います。

目次

ハムレットとは?

ハムレットとは3人で遊ぶトランプゲームで、1ラウンド11回のトリックを行い各プレイヤーの獲得トリック数で勝敗を決めます。そのほかのトリックテイキングゲームと比較すると少人数で行うゲームです。ハムレットは得点の計算が独特であることから、対象年齢や難易度が少し高いといわれています。ハムレットというとシェイクスピアの悲劇「ハムレット」を想像しますが、実はこの作品から着想を得ている部分が多くあるようです。

プレイ人数3人
対象年齢12歳以上
難易度中級

ハムレットの歴史について

ハムレットの考案者はイギリスのゲームデザイナーであるデイヴィッド・パーレットさんが考案されているようです。シェイクスピアの「ハムレット」で有名なセリフである「To be, or not to be, that is the question」(生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ)は、ハムレットのルールに取り込んでいるといわれています。つまりハムレットはシェイクスピアから着想を得て新たに生み出した近代的なトリックテイキングゲームです。

ハムレットの普及

ハムレットはイギリスや欧州の一部のカードゲーム愛好家には知られているゲームですが、世界的に人気のあるゲームではないようです。日本でもマニアックなカードゲームファンの間では、一度は遊んでみたい変わり種といわれています。ルールである「To be/Not to be」の仕組みやジョーカーの特殊な使い方、ハムレット役の決定ルールなどのユニークさが話題になっているようです。

ハムレットの基本用語

ハムレットで使用している基本用語は他のトランプゲームと同じ用語もありますが、ハムレット独自の意味合いなどもあります。トリックテイキングゲームでは基本単位であるトリックや、トリックで最初に出されるカードのことをリードと呼んでいるようです。リードされたスートを手札に持っている時、必ずそのスートを出さなければいけないというルールのことをマストフォローといいます。

独自の基本用語

ハムレットのゲームの2つのモードはTo be/Not beと呼び、得点計算が大きく異なります。ラウンド終了後に11トリックの獲得数で決まる役割のことをハムレットと呼んでいるようです。強いスートを指定することを切り札と呼んでおり、ゲーム開始時に各プレイヤーが1枚ずつ裏向きに出すカードによって決まります。11トリックの獲得数で決まる役割のことはハムレットと呼び、ゲーム開始時に各プレイヤーが1枚裏向きに出す行為のことをビッドと呼んでいるようです。

ハムレットで使うカード

ハムレットで使うカードは通常のトランプ52枚から2・3・4・5・6を除いた32枚と、ジョーカー1枚の33枚で行います。33枚のトランプを3人でプレイするため、11枚ずつで分配されるようになっているのです。ハムレットのカードの強さはAが最も強くその月が絵札、7が最も弱くなりますが切り札になると他のAよりも7が強くなります。ハムレットではジョーカーを1枚使用しますが、ジョーカーは特殊なカードとして扱われるようです。

ハムレットのジョーカー

ハムレットではジョーカーは特殊カードとなり状況によって、最強にも最弱にもなるカードとなります。リードでジョーカーを出した場合には無条件で最強のカードとなり、フォローできない時に出す場合は最弱扱いとなるようです。出せるスートがある時にはジョーカーを出すことができないため、フォローできるのに出すことはできないというカードでもあります。

ハムレットのルール

ハムレットのルールはまずゲームの目的を決めるところから始まり、トリックを取ることが中心となります。最初にそれぞれがカードを裏向きに出し、出された3枚のうち2枚以上が同じスートであればそのスートが切り札です。全てが異なる時には残りのスートが切り札となり、3枚のうち絵札が1枚でもあればTo beゲームで1枚もなければNot to beゲームとなります。To beの勝ち条件は6トリックを獲得することで、成功すれば高得点を獲得できるようです。

ハムレットの遊び方

ハムレットの遊び方はまずディーラーが3人に11枚ずつカードを配り、各プレイヤーは手札から1枚を裏向きに場に出します。出された3枚のカードのうち最も強いカードを出した人がTo beとなり、最も弱いカードを出した人がNot to beとなり残りの人はどちらにも勝ち点があるバランサーとなるのです。出されたカードによって切り札が決まり、1ラウンドごとにゲームを進めていきます。

トリックの進め方

ディーラーの左隣が最初のリードとなり、時計回りに1枚ずつ出していきます。この時同じスートを出すことが必須で、出せない場合は別のスートかジョーカーを出すことになるのです。トリックの取り方としては出されたカードのうち切り札が出ていれば、最も強い切り札が勝ちとなり、切り札がない場合はリードされたスートで最も強いカードが勝ちとなります。トリックを獲得したプレイヤーは次のリードを行うことができ、各ラウンド終了後に得点の計算を行うのです。

まとめ

今回はトランプゲームのハムレットのルールや遊び方について紹介していきました。ハムレットは日本ではあまり知られていないゲームですが、駆け引きが重要なゲームでジョーカーによっては戦略が大きく異なる魅力があるようです。配られたカードによってトリックの獲得数に影響が出る運要素もありますが、戦略によっては勝率を上げることもできるゲームでもあります。3人で遊ぶことができるため、少人数で遊ぶ際には是非一度遊んでみてください。

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