トランプゲームは大人数で遊ぶパーティーゲームとして親しまれているものが多いですが、中にはゲームを通して仲良くなるきっかけになるようなものもあります。その一つとしてあげられるのが、記憶力と反射神経が鍵となるニックネームというトランプゲームです。少人数で遊ぶことができ、初対面の人と遊ぶ時にもこのゲームを通じて親和性が上がることがあるといわれています。今回はニックネームのルールや遊び方について紹介していくので、ぜひきっかけづくりなどを考えている方はおすすめです。
ニックネームとは?
ニックネームとは3人から6人程度で遊ぶ反射神経と記憶力を試すことができるトランプゲームです。自分で決めたニックネームをそれぞれ知らせておき、同じ数字が出た時に相手のニックネームを早く言えた方が勝ちというシンプルなルールになっています。相手の手札をなくせるようにするために相手の手札を覚えておくことが重要です。ルールをアレンジして遊んだりすることもできるため、友達同士で少しずつルールを変えながら楽しむこともできます。
プレイ人数 | 3人〜6人 |
対象年齢 | 小学生〜 |
難易度 | 簡単 |
ニックネームの歴史について
ニックネームの歴史については具体的な情報がなく、元になったようなトランプゲームなどもあまりあげられていないようです。しかし記憶力を使う神経衰弱や反射神経が重要になるゲームは多くあるため、それらのゲームをアレンジしていきながらパーティーゲームの中で生まれたのではないでしょうか。名前を用いて遊ぶことは学校などでは即興遊びとして広がっているため、コミュニケーションの一環として遊ばれたのではないかといわれています。
親睦会などのパーティーゲームとして
現在では親睦会でトランプなどのカードゲームが盛り上がるものとして扱われており、初対面が多い場面では距離を縮めることができるといわれているようです。3人から6人が一般的な人数とされていることもあり、気軽に遊べる宴会ゲームとしても人気があるようでペナルティにもバリエーションが増えてきています。家族で遊ぶ時には単語などに設定して簡単にする場合もあるようです。
ニックネームの基本用語
ニックネームで遊ぶときに使われる用語はトランプゲームでは一般的な用語がほとんどで、各プレイヤーが裏向きで持っているカードの束を山札といいます。プレイヤーが順番にカードをめくり中央においたカードの山のことを場札と呼んでいるようです。場札に同じ数字が出るときに、瞬時に相手のニックネームを先に言う事を勝負と呼んでいます。反応が遅れた場合や違うニックネームを行ってしまった時にはペナルティが発生し、自分の手札がなくなった場合プレイヤーは脱落となるのです。
ニックネームで使うカード
ニックネームではジョーカーを除いた52枚のトランプを使いゲームを行いますが、稀に2組のトランプを使って104枚でゲームを行う時もあるようです。トランプのスートや数字に関してはニックネームで遊ぶ場合には特別な役割はなく、同じ数字になった場合のみゲームの勝敗に関係していくだけだといえます。カードを増やすことで大人数で遊ぶ際にもしっかりとゲームを楽しむことができますが、一般的には52枚でプレイするため記憶力が重要な鍵となるのです。
ニックネームのルール
ニックネームで遊ぶ上で重要となるルールはカードを順番に出していく前に、必ずそれぞれのニックネームを知らせておくことです。同じ数字が場に出た時に遅かった場合は、場に出ている自分の表向きのカードは相手のものになるのです。またニックネームを言い間違えてしまった時には、自分の山札の最初のカードを相手に追加で渡さなければいけません。もしどちらもニックネームを言い間違えた場合には、それぞれカードをもう1枚めくって場に出します。
ニックネームの遊び方
ニックネームで遊ぶにはまず親を決め、親となったプレイヤーはカードをしっかりとシャッフルします。そして親はカードを裏向きのままで、各プレイヤーに均等に配っていかなければいけません。その後それぞれ自分の決めたニックネームを他のプレイヤーに報告し、親から時計回りの順番で手札から1枚ずつ表向きに場に出していくのです。そうして同じ数字が2枚以上でた場合に、同じ数字の人たちは互いのニックネームを素早く言い合います。早く言えた方は場に出ている表向きのカードを自分のものにできるのです。逆に遅かったプレイヤーや間違えた場合には自分の手札の数が減っていきます。
速さだけでなく正確さも
ニックネームでは相手の決めたニックネームを言い間違えても手札が減ってしまうため、注意が必要になっていきます。またゲームに慣れてきた時に早く言う方が勝ちというルールを逆転させるとさらに混乱し、ゲームがより盛り上がるものになるようです。複雑さを増やすのであればニックネームの文字数を多く設定したり、文章的なものにするという遊び方もあります。初対面であれば様々なルールで遊ぶことで、徐々に盛り上がっていくのではないでしょうか。
ニックネームで勝つための戦略
ニックネームのゲームで最大の特徴となるのが相手のニックネームをどれだけ覚えておけるかだと思います。そのため最初に各プレイヤーのニックネームを発表する際には、全員のニックネームを覚えることが最優先です。最初の1ゲームの時には練習ゲームとして相手にも覚えやすいニックネームを設定するのをおすすめします。ゲームに慣れてきたら自分だけが覚えやすいニックネームにすることで、相手のミスを誘うことができるのです。しかし逆に自分が他のプレイヤーのニックネームを、覚えにくくなるということも考えられます。
まとめ
今回は盛り上がるトランプゲームとして注目を集めているニックネームのルールや遊び方について紹介していきました。ニックネームは記憶力が非常に重要となっており、瞬時にカードを見分ける力も必要となっています。慣れてくると徐々に相手の癖などもわかってくるので、何度やっても面白いゲームと言えるのではないでしょうか。親睦会など初対面の人がいる場面でも盛り上がりやすいゲームといわれているようで、パーティーゲームに悩んでいる方には是非おすすめです。