【トランプ】「バオファン(保皇)」ルールと遊び方について紹介!

【トランプ】「バオファン(保皇)」ルールと遊び方について紹介!

数多く存在するトランプゲームは現在アプリなどでも遊ぶことができ、人気も高い遊びとしてあげられます。トランプゲームの中でも有名な大富豪とナポレオンというゲームを合わせたものがバオファンと呼ばれるゲームです。今回は特殊なルールと4組のトランプが必要となるバオファンについての遊び方を詳しく今回は紹介していきたいと思います。

目次

バオファンとは?

バオファンとは5人で遊ぶトランプゲームで、4組のトランプを使って手札を出し切ることを目指すゲームです。大まかなルールは大富豪やナポレオンと似ており、最初は自分のパートナーが誰だかわからない状態で探しつつ手札を減らしていきます。難易度は非常に高いため、高校生以上ぐらいが対象年齢といえます。家族で遊ぶにはトランプが4組必要であったり難易度も高めであることから、トランプゲームの中でもあまり一般的に知られているゲームではありません。

バオファンの歴史について

トランプゲームにおいては広く知られていないバオファンは、中国の山東省で21世紀初頭に作られたゲームであるといわれているようです。その後中国北部では有名なトランプゲームであるといわれ、大貧民の系統のゲームであるといわれています。元々トランプの祖先と考えられるものは、7世紀から8世紀頃の中国の唐の時代にトランプに近い数札が存在したといわれています。

バオファンの基本用語

バオファンのゲームをする際にジョーカーは黒の方が大画と呼ばれ、赤の方が小画と呼ばれます。それぞれ1枚ずつのカードに印をつけ大画の印を配られたプレイヤーが皇帝と呼ばれ、小画の印を配られたプレイヤーが警護官と呼ばれます。それ以外のプレイヤーは平民と呼ばれることとなり、皇帝は警護官とチームになり平民はそれぞれチームとなります。皇帝は自分が皇帝であることを明かさなければならず、皇帝であることを宣言するといわれています。

バオファンで使うカード

バオファンでは2枚のジョーカーが入ったトランプ4組が必要となり、168枚のカードを使用します。3と4と5は使用せず2枚のジョーカーを区別できるように1枚を大画、もう一方を小画として使用します。使用するトランプの強さは一番強いのが大画となり、次に小画、2、A、K、Q、J、10、9、8、7、6、という順番になります。ジョーカーは皇帝と警護官を決める際にも使います。

バオファンのルール

バオファンはカードが配られた後印のついた大画が手札にあるか確認し皇帝であることを宣言しますが、皇帝をやりたくない場合は右隣にカードを渡します。そして全員が右隣にカードを渡し、元のプレイヤーに戻ってきた場合はその人が皇帝となります。平民は反乱を宣言することで全員の得点を2倍にすることができます。他の平民も宣言することができますが、得点は変わらず味方が誰なのかを明らかにするために宣言するという形になります。

皇帝と警護官の両方が手札にあるとき

バオファンにおいて皇帝と警護官はチームとなるのですが、一人のところに両方のカードが配られた場合には3つの方法を選択しゲームを始めることとなります。一つ目が何も宣言せずに警護官がいるかのように装い1対4でプレイします。二つ目がプレイ前に両方持っていることを宣言し得点を2倍にした状態で、1対4でプレイします。三つ目は皇帝のカードを右隣に渡し、自分は警護官としてプレイします。

バオファンの遊び方

バオファンでは最初にプレイする人は自分の手札から1枚かそれ以上のカードの組を出します。組の種類は4つありどれでも1枚のカードを出す場合とジョーカー以外の2枚以上の同じランクのカードを出す場合があります。そしてジョーカー以外の2枚以上の同じランクのカードに、任意の数のジョーカーを加えたものを出す場合です。そして2枚以上のジョーカーを出す場合があり、それ以降のプレイヤーは同じ枚数で上記と同様に同じランクのカードやジョーカーだけのものしかプレイすることができません。

バオファンのカードの出し方

バオファンのカードの出し方は8のカードを3枚と小画を組み合わせて出した場合、次に出せるのは9のカードを3枚と大画を組み合わせたカードを出すことになります。9のカード2枚と小画と大画の組み合わせや、ジョーカー4枚などでも出すことができます。しかし9のカード3枚と小画は出すことができず、大画を含むカードが出された場合は誰も出すことができないということです。

バオファンのゲームの流れ

バオファンは皇帝であるプレイから始まり、その後は反時計回りの順番に行われていきます。手札から出せるカードがある場合にはカードを出し手札を減らしてきますが、出したくない場合や出せるものがない場合にはパスすることができます。パスは何回でもすることができるため、戦略的にカードを出さないという選択肢もあります。カードを出した状態で全員がパスをした場合には一つの回が終わり、カードは裏向きにされた状態で横に置かれます。最後にカードを出したプレイヤーから再びカードを出していきます。

バオファンの勝利条件

バオファンのルールに沿ってカードを繰り返し出していき、手札がなくなったプレイヤーはそれ以降のプレイには参加することができません。そして全員がパスをして最後にカードを出したプレイヤーの手札がなくなった場合には、右隣にいるプレイヤーが最初にカードを出すこととなります。皇帝チームか平民チームのどちらかの全員の手札がなくなった時そのチームが勝利となります。

バオファンの得点

バオファンはチームとなってゲームを行いますが、チームに関係なく手札がなくなった順に得点が割り振られます。最初にあがったプレイヤーが2点、1点、0点、−1点、−2点と順番に得点がつけられ、自分のチームのプレイヤーの点数をそれぞれ合計します。皇帝はその2倍の得点となり、反乱の宣言があった場合にはこの点数が2倍となります。つまり皇帝が1人でプレイすることを宣言した場合には得点が2点となり、反乱の宣言があった時にも2倍となるため合計で4倍となるのです。

まとめ

バオファンは大富豪とナポレオンのルールを合わせたような内容になっているため、聞き馴染みがなくても遊びやすいと思います。個人戦ではないチーム戦でもあるためチームとなるプレイヤーによって戦略が異なっていくので、ゲームを理解してプレイするとさらに高度な心理戦が行えるのではないでしょうか。皇帝と警護官の両方になった際には一人でプレイすることもできるので、自信のある方は是非挑戦してみてください。

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