大人数で遊ぶとさらに面白さが増すといわれているウインクキラーは、トランプを使って遊ぶゲームです。心理戦が非常に重要になってくるウインクキラーは、飲み会や学校でやると盛り上がる定番のゲームで、似ているゲームとして人狼ゲームやマフィアゲームがあります。今回はウインクキラーのルールや遊び方について、詳しく解説していくので是非大人数で遊んでみてください。
ウインクキラーとは?
ウインクキラーは最低でも4人以上で行いますが、6人から12人といった大人数で遊ぶと推理することが楽しくなると思います。対象年齢は心理戦のゲームであるため中学生以上が良いとされており、大人同士の方が読み合いなどがさらにゲームの深みを出すことができるようです。難易度は非常に簡単で観察力と演技力が必要になるだけなので、初心者でも簡単に遊ぶことができます。初対面の集まりでもゲームをきっかけに交流を深めることができるゲームです。
| プレイ人数 | 4人〜 |
| 対象年齢 | 中学生以上 |
| 難易度 | 簡単 |
ウインクキラーの歴史について
ウインクキラーの歴史ははっきりとした発明者や誕生年はわかっておらず、正体隠匿ゲームの流れの中で自然に生まれたゲームであると考えられています。ウインクキラーは誰かが正体を隠しながら他人を脱落させて、周囲がキラーを推理するという構造を持つゲームです。こういった構造は鬼ごっこ系の内通者、犯人当てゲームや社交ゲームなどが混ざりあって発展してきました。
欧米のサロンゲーム文化
19世紀のヨーロッパやアメリカでは上流階級の社交場や、家庭でのパーティなどでサロンゲームが流行っていました。この時代にはすでに目配せや合図、嘘と推理などを使った遊びが多く存在しており、ウインクで合図するという形式はこの文化の中で自然に生まれたのではないかといわれているようです。トランプのジョーカーに役割を持たせ、カード1枚で正体を隠すという特性によってウインクキラーはトランプを使う遊びとして定着していきました。
人狼ゲームとの関係
20世紀後半に広まったマフィアゲームや人狼ゲームは、ウインクキラーと同じ系譜で人狼の原型的存在といわれているようです。ウインクキラーでは合図はウインクで人狼は夜の行動にあたります。役職はウインクキラーは一つしかありませんが、人狼では複数の役職がありさらに複雑化されているのです。日本でも人狼ゲームが広まっていき、ルールが簡単なウインクキラーは、年齢差があっても成立することや短時間で遊べる点から人気のゲームとなっています。
ウインクキラーの基本用語
ウインクキラーの基本用語は非常にわかりやすく、用語は覚えやすいと思います。ゲーム内で秘密裏に他のプレイヤーを脱落させる役のことをウインクキラーと呼び、キラーではないプレイヤーは市民と呼ばれます。キラーの役割としては誰にも気づかれずにウインクをして、話し合いでは市民を装うことになります。1人で行っていくため目を合わせすぎると怪しまれてしまい、確実に脱落させるにはタイミングをしっかりと見極めるのが重要です。
市民は情報共有
ウインクキラーの市民になったプレイヤーは誰がキラーか観察することが重要となり、脱落者の様子や視線の動きを覚えることが必要になります。話し合いではキラーが紛れ込んでいるので情報共有を行い、じっくりと推理していくことが勝利への鍵となるのです。しかしこの時全ての情報を与えてしまうとキラーにも有利になってしまうので、あくまで探りを入れながら判断しなければいけません。
宣告と指名
ウインクキラーにウインクされた市民はウインクされたと自分で宣言しなければならず、この宣言の時にウインクキラーが誰なのかとしっかりと観察しておく必要があります。話し合いの時間で怪しい行動をしていたプレイヤーを指摘し、キラーだと思う人を1人指名しなければいけません。最も多くのプレイヤーに指名されたプレイヤーは、脱落することとなりキラーであれば市民の勝ちとなります。キラーでなければゲームは続行され再び互いに読み合いが行われるのです。
ウインクキラーで使うカード
ウインクキラーではトランプ1組の中から必要な枚数だけを使用して行います。キラーを決めるカードはジョーカーが一般的で、キラー以外の全てのカードが市民という扱いになっているのです。15人以上で行う場合はキラーを2人にするとバランスが良くなるといわれており、カードは見せ合わず自分だけで確認します。役割を確認した後カードを集めて人数が多い場合には役割を増やすこともできるので、ゲームを複雑化したい時におすすめです。
ウインクキラーのルール
ウインクキラーのルールは全員が円になって座り、人数分のカードを用意してから裏向きでカードを配ります。自分に配られたカードを確認して役割を確認したら、カードを回収しゲームが始まるのです。キラーは誰かと目が合った瞬間にウインクを市民に気づかれないようにし、市民を脱落させます。キラーにウインクされた人は2秒から5秒後に申告をし、脱落後は発言は禁止されるルールです。キラーが1フェーズで脱落させることができるのは、1人までで申告されたら推理フェーズとなります。
ウインクキラーの遊び方
ウインクキラーは脱落者が申告するまで互いに情報収集を行い、申告後に話し合いの時間となります。話し合いの時間では情報共有を行い1人を指名し、指名した人は脱落となり役割の確認を行うのです。この時指名した人がキラーであれば市民の勝利となり、ゲームが終了しますが、指名した人が市民であればゲームは続行されます。キラーは市民に混ざりながら全員を脱落させることが勝利条件となり、市民はキラーを指名できれば勝利となるのです。
まとめ
今回はトランプを使ったゲームであるウインクキラーについて、基本用語やルールについて詳しく解説していきました。ウインクキラーはトランプで役割を決めて行いますが、紙にキラーと書いて役割を決めたりすることもできます。さらに大人数であれば役割を増やしてゲームを複雑にすることもできるのです。飲み会や初対面の時の遊びにおすすめといわれており、簡単に行えるルールであるため年齢差があっても遊べるゲームでもあります。










