アプリゲームでもプレイすることのできるセブンブリッジは、日本のトランプゲームです。カードを組み合わせて同数値の札や同スートで連続した数値の札を作ることを目的とするラミーの一種で、同じラミー系のゲームである麻雀との関連性がみられることでも知られています。ブリッジという名前がついていますが、コントラクトブリッジとは全く関係ないといわれています。今回はセブンブリッジのルールについて歴史などに触れながら紹介していきたいと思います。
セブンブリッジとは?
セブンブリッジはトランプゲームのラミーと呼ばれるゲームの一種で、西洋のラミーである麻雀によく似ています。しかしセブンブリッジと麻雀との関係は明らかになっておらず、中国から移民によってアメリカにもたらされたといわれたりしています。2人から6人で遊ぶことができ、対象年齢は中学生以上であるといわれています。難易度としてはルールが細かいこともあり少し難しいといわれていますが、ルールを覚えてしまえばゲーム自体は楽しく行うことができると思います。
セブンブリッジの歴史について
セブンブリッジはブリッジとは全く関係ないといわれており、同じラミーのゲームであるブリッジに寄せただけだともいわれています。しかしセブンという部分は7枚の手札を使うことから連想されているといわれているのです。海外から伝えられたトランプゲームをもとに日本で遊ばれるようになったのが、セブンブリッジであるともいわれているようです。
セブンブリッジの基本用語
トランプゲームではよく聞くトランプのマークのことを表すのが、スートでセブンブリッジにも使われています。そして同じスートを3枚揃えることをシークエンスと呼んでおり、スペードであれば3枚同じスペードを揃えることを指します。カードの数字や絵札の文字は順番に並んでいることも表しており、順位札とも呼ばれることがあります。麻雀でも使われているチーはセブンブリッジでも使われており、相手が捨てたカードをチーとコールすることでカードをもらうことができるルールがあります。
セブンブリッジで使われる用語
セブンブリッジで同じ数字の札のことを同位札と呼んでおり、同位札か同じスートが連続する数字の札の組み合わせを手元に晒すことをメルドといいます。メルドはセブンブリッジのゲームを進める上で非常に多く使われる用語です。メルドしたプレイヤーは自分または他人のメルドに手持ちの札を付け足すことを付け札といいます。ポンとチーという用語がセブンブリッジにも使われていますが、麻雀とは反対の用語として使われています。
セブンブリッジで使うカード
セブンブリッジで使うカードはジョーカーを除く52枚で、カードにはそれぞれ得点がついています。Aと絵札は10点で、数札は数字通りの得点となり各スートの7は手持ちの点を2倍にすることができます。ローカルルールでジョーカーを加えてプレイする場合には、20点または15点の計算になります。ジョーカーを使用する際には他のプレイヤーが上がった時にジョーカーを持っていた場合、ペナルティとして点数が5倍になるルールもあるようです。
セブンブリッジのルール
セブンブリッジのルールは手札を7枚ずつ配り、残りは裏向きで山札となります。順番に山札から1枚ずつ手札に加え、手札からいらないカードを表向きに場に出します。その際に前の人が捨てたカードが欲しい場合にはチーとコールしてそのカードをもらいます。手持ちのカードと合わせて3枚以上の同じスートのシークエンスができる場合に限ります。揃ったシークエンスは自分の前に表向きで公開し、要らないカードを場に出します。
7のカードの特別なルール
セブンブリッジの名前にあるように7のカードは他のカードと違い、1枚だけで場に公開して出すことができる役割を持っています。それだけではなく他のカードと2枚で7のカードと組みわせることができます。ローカルルールによっては7では上がれないというルールもあるため、ローカルルールを採用する場合には7のカードを効率よく場に出すことが必要となります。
セブンブリッジの遊び方
山札から手札に加えて手札から要らないカードを捨て、相手が捨てたカードを見て組み合わせを作るというのがセブンブリッジの大まかな遊び方です。相手が捨てたカードと同じ数字のカードを2枚以上持っている時には、ポンとコールすることで自分の手札と合わせることができます。ポンとチーが競合した場合にはセブンブリッジの一般的なルールとしてポンが優先されます。ポンやチーが行われた場合には次の人の順番になるため、順番がスキップされたりすることがあります。
最初に上がることが勝利に近づく
セブンブリッジのルールでは1人のプレイヤーが全ての札を晒し、最後のカードを1枚捨てるとラウンドが終了します。他のプレイヤーはカードの合計点数を計算しますが、最初に上がったプレイヤーは0点となります。ボーナス点というのがあり、自分の手札を公開せずに付け札もされない状態で上がった場合には他のプレイヤーにさらに点数をつけることができます。決められたラウンド数を行い、一番点数が少なかったプレイヤーが勝者となります。
セブンブリッジの勝利コツ
セブンブリッジのルールは麻雀のルールに非常に似ているため、運と自身の手札との組み合わせによってはパーフェクトな状態で上がることができます。戦略を立てて勝利を目指しますが、運が良ければ子供でも大人に勝つことができたり、初心者でも勝利する可能性があります。自分の手札に集中しすぎると相手のほしいカードを出してしまうこともあるため、相手の手札を予測しながらプレイしなければいけないのです。
まとめ
今回はトランプゲームのセブンブリッジのルールについてルールや遊び方を紹介していきました。馴染みのある麻雀に非常に似ている用語やルールであるため、麻雀を遊んだことのある方であれば楽しみやすいと思います。しかし麻雀をしたことがない方や初心者の方でも簡単なルールを覚えてしまえば運で勝利することもできたりします。点数の配分は他のゲームと少し異なり、得点も少ない方が勝利となるため斬新さもあり楽しむことができると思います。