【トランプ】「ジンラミー」ルールと遊び方について紹介!

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【トランプ】「ジンラミー」ルールと遊び方について紹介!

ジンラミーは2人で行うトランプゲームで、ラミーというグループに含まれています。手札のカードを役で集めた状態で相手より先に上がることで、勝利となるゲームで相手が何を集めているのか読み取ることが重要となるゲームです。ジンラミーの用語についても非常に多いので、初めての方には最初は難しく感じるかもしれません。今回はそんなジンラミーのルールや戦略のコツについてなどを詳しく解説していきたいと思います。

目次

ジンラミーとは?

ジンラミーは2人で遊ぶ頭脳系のトランプゲームで、手札のカードを組み合わせにまとめて相手よりも先に上がることが重要です。そのためジンラミーのルールはシンプルですが、読み合いが行われる奥深いゲームでもあります。ジンラミーでは手札を役でまとめて残ったカードの点数を少ない状態で上がることが目的となります。所要時間は非常に早く5分から10分程度で行うことができます。

ジンラミーの歴史について

ジンラミーの起源は意外と新しく20世紀初頭のアメリカで誕生しており、ラミーというゲームの進化を経て生まれたものです。19世紀半ばのメキシコまたはアジアにルーツがあるラミーというゲームの進化系として誕生したジンラミーは、もっと早くて簡単に遊べるラミーを作りたいというのがきっかけでした。ニューヨークの上流階級や映画俳優たちの間で流行し始めました。

世界へと広がりバリエーションの登場

1940年代以降ジンラミーはアメリカだけでなくカナダやイギリスなどでも広がり、トランプを使った定番の2人用ゲームとして知られています。ジンラミーは人気が集まると派生したルールや類似ゲームが新たに生まれています。そして紙のトランプだけでなくスマホアプリやボードゲームサイトなどでも気軽に遊ぶことができるようになっています。シンプルなルールで作られていることから、現代でも非常に多くのプレイヤーが遊んでいます。

ジンラミーの基本用語

ここからはジンラミーで使われている基本用語について詳しく解説していきたいと思います。まず最も多く使われるのが、手札の決まったカード「決まった組み合わせ」にまとめた役のことをメルドといわれています。ジンラミーでは2種類の役がありセットと呼ばれる同じ数字のカード3枚以上と、ランと呼ばれる同じスートで数字が連続する3枚以上の役があります。

ジンラミーで使われている用語

デッドウッドと呼ばれるのはメルドに使われていないカードのことを意味し、この合計点が少ないほど勝利に近づいていきます。ジンラミーのルールでは点数を10点以下にするか、ゼロにすることで上がることができるのです。手札10枚全てをメルドにして上がることをジンと呼び、最も理想的な上がり方でボーナス点がもらえるためこの上がり方を目指していきます。デッドウッドの点数が10点以下になった時に上がりを宣言することをノックと呼び、ノックをするとゲームが中断され点数計算に入ります。

ジンラミーで使うカード

ジンラミーで使うカードは通常のトランプ52枚でジョーカーは除き、スートはスペード、ハート、ダイヤ、クラブを使います。カードの点数は役にできなかった分の点数として計算され、Aは1点で2から10は数字に沿った点数になり、J・Q・Kはそれぞれ10点になります。ジンラミーのルールとしてAは「A-2-3」などのランにしか使うことができず、Aを13として使うことはできません。

カードの使い方

ジンラミーではメルドを集めて手札を減らしていくのですが、セットの場合は同じ数字のカード3枚以上、スートは異なる状態でも可能です。ランは同じスートで数字が連続したカード3枚以上を集めます。組み方としてはセットかランで手札を減らしていく形になっていきます。カードによって点数が変わるため、点数を考えながら組み合わせていくことを意識していくことが必要になります。

ジンラミーのルール

ジンラミーの勝利条件は手札の10枚を全てメルドにした状態で上がるか、メルドにできなかったカードの点数が10点以下になったらノックをコールするかになります。1ラウンド毎に点数の計算を行っていき、合計スコアが先に100点に達したプレイヤーの勝利となります。ノックが成功した場合には相手のデッドウッド点から自分のデッドウッド点を引きます。ジンの場合には相手のデッドウッド点とボーナス点の25点を足します。

ジンラミーの遊び方

ジンラミーはまずカードを10枚ずつ配り、残りのカードは伏せて山札にしておきます。山札の上から1枚を表向きにして、捨て札の山を作ります。そこからは交互に進行していき毎ターンの流れは、山札か捨て札の一番上から1枚引いて不要なカードを1枚捨てます。これをそれぞれ交互に行い手札を揃えていき、ノックができる状態もしくはジンの状態になった時に上がります。

ノックの条件

ジンラミーの戦略的な上がり方の一つであるノックは、3つの条件が揃っている場合に限られます。一つは余ったカードの点数合計が10点以下であること、さらに1枚捨てることができる状態であること、そして全てのカードがメルドになっていないことが条件となります。ノックは自分のターンの最後にカードを1枚捨てるときにコールを行い、点数を計算し相手の点数が少なかった場合は相手に点数が入ります。

ジンラミーのコツ

ジンラミーは運と戦略が程よいバランスであるため、初心者から上級者によって戦い方が大きく変わっていきます。基本的な戦略としては高得点カードを使わない場合は、早めに捨てることが基本となります。さらにセットにもランにも使えそうな場合は柔軟に考えながら判断することが重要です。中級者や上級者の戦略としては相手の手札を常に考え、自分の手札を読ませないように意味のない捨て札を装うことも重要となります。

まとめ

今回はトランプゲームのジンラミーについてルールや用語にも触れながら紹介していきました。ジンラミーは2人で行えるシンプルなゲームであることから気軽に遊ぶことができると思います。しかしルールを詳しく理解していくと心理戦にもなるので、奥深く夢中になってプレイしたいゲームになるのではないでしょうか。現在ではスマホなどでも遊べるので、是非気になった方はプレイしてみてください。

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