トランプゲームの「たこ焼き」は子供でも遊ぶことのできる簡単なルールで、駆け引きなどはなく運が試されるゲームです。たこ焼き器の穴のようにトランプを並べることから名前がついたといわれている「たこ焼き」は運試しの要素が大きく、記憶を頼りに勝利を目指していきます。今回は「たこ焼き」のルールや遊び方について詳しく解説していきたいと思います。
たこ焼きとは?
「たこ焼き」は1人から何人でも遊ぶことができ、難易度も非常に低いことから初めてプレイする方でも簡単に遊ぶことができます。めくったカードの位置を覚えるという記憶力が必要になるところもあるため、子供の知育として親しまれているトランプゲームです。そして小さな子供が夢中になって遊んでしまうゲームともいわれています。
プレイ人数 | 1人〜何人でも |
対象年齢 | 幼児〜大人 |
難易度 | 簡単 |
たこ焼きの歴史について
たこ焼きは日本発祥のトランプゲームで、日本で生まれたローカルルールのゲームといわれています。正式なトランプゲームの国際ルールなどに掲載されてはおらず、家庭で自然と親しまれてきたゲームです。記憶力を鍛えることができることから知育ゲームとして2000年以降には、インターネットを通じて保育現場でも遊ばれています。記憶ゲームとして有名な神経衰弱に似ている要素が多いとされていますが、主に日本で親しまれているゲームです。
大人気ゲームソフトに追加
たこ焼きは家族で楽しく遊ぶトランプゲームとして認知され、最近では「世界のアソビ大全51」というSwitchのソフトにも追加されています。子供たちの知育として広がっていったトランプゲームが、デジタルゲームでも人気を集めているようです。「世界のアソビ大全51」ではNPCと遊んだり、友達と遊ぶことも可能でパーティーゲームとしても親しまれています。
たこ焼きの基本用語
たこ焼きの基本用語に特別なものはほとんどないため、新しく覚えるということはありません。トランプゲームでは一般的なカードの山のことを意味する山札や、使えなくなったカードのことを表す捨て札などがあります。「たこ焼き」の醍醐味であるカードを置いた後その場所にあったカードをめくり、さらに別の場所に置く行為のことを連鎖と言います。1から10までの番号が振られたカードの置き場所のことを穴と呼び、正しいカードで穴が埋まったことをクリアと呼びます。
たこ焼きで使うカード
たこ焼きで使うカードはトランプ1組でジョーカーを除いた52枚で行います。数字の身を使うゲームであるため、ハートやクラブなどのスートは関係なく4種類のスートは全て同じ数字として扱われます。1つの場所で1枚のカードのみ置くことができるため、残りの3枚の数字は置くことができずアウトとなります。また「たこ焼き」では絵札はハズレ扱いとなり、捨て札となります。
ジョーカーを入れて遊ぶ場合もある
たこ焼きでは基本的にジョーカーを除いた52枚のトランプで遊びますが、ローカルルールとしてジョーカーを使用して遊ぶ場合もあるようです。その際のジョーカーはどこにでも置けるカードとして扱われるため、自分の欲しいカードが捨て札に全て置かれてしまった場合に活用できるルールとなっています。複数人で遊ぶ際には自分の番に欲しいカードが来ない確率が上がってしまうことから追加されたルールでもあるようです。
たこ焼きのルール
たこ焼きは1から10の数字を穴に入れていくソリティア系の1人用ゲームでもあり、大人数で遊ぶ際にはそれぞれが自身の記憶を頼りに勝利を目指していきます。山札を全て使いきり1から10の場所に数字がかぶることなく、全て埋めることができた人が勝利となります。運が良ければ連鎖がつながることもあるため、複数人で遊ぶ際には運の要素が盛り上がる要因となることもあるようです。
知育として追加されたルール
たこ焼きは子供でも遊ぶことのできるシンプルで簡単なルールとなっています。しかし運要素が非常に大きいため、全ての穴を埋めることができない場合もあるのです。子供の知育のために山札がなくなった場合に、もう一度捨て札でシャッフルした後再度挑戦することができるというルールもあります。このように勝敗だけにこだわらず、知育を目的としたルールも追加できるのが「たこ焼き」の魅力でもあるといえます。
たこ焼きの遊び方
たこ焼きの遊び方はまず52枚のトランプをよくシャッフルして山札として置き、自分の前に10枚のカードを裏向きに置いておきます。山札からカードを1枚引き、描かれている数字の場所に置いてあるカードを表向きにひっくり返します。ひっくり返したカードが同じ数字ではなかった場合はその場所に数字のカードを置いた後、先ほどと同様に数字の場所に置いてあるカードを表向きにひっくり返します。
連鎖につながるか、失敗か
たこ焼きは表向きにひっくり返した数字が被らなければ、自分の場所からカードを置いて埋めることができます。既にカードが置かれている数字を引いてしまった場合はそのカードは捨て札となり再び山札から1枚カードを引くことになります。連鎖がつながるかは運次第になるため絵札や同じ数字が出てしまうと相手の番になるため、逆転のチャンスはどちらにもあるのです。
1人で遊ぶ時には
たこ焼きは1人でも遊ぶことができ、自分の手前におくカードも10枚ではなく13枚置いて遊ぶこともできます。13枚で行う場合には捨て札となるのは同じ数字になった場合のみになり、連鎖になることや穴を埋める確率も上がっていくため対戦とはまた違った面白さを楽しむことができます。子供が1人で遊ぶ時には数字の理解や揃えることの達成感などを覚えることが目的となります。
まとめ
今回は日本発祥のトランプゲームである「たこ焼き」のルールについて紹介していきました。日本発祥である「たこ焼き」は運と記憶を頼りに勝利を目指すシンプルなゲームですが、逆転勝ちすることもある面白いゲームです。知育を目的としたゲームとしても知られているので、子供と一緒に遊ぶこともできるところも魅力の一つになっています。シンプルなゲームでもあるため、新しいルールを追加して複雑化して遊ぶこともできるのではないでしょうか。