トランプカードで遊んだことがある方であれば一度は聞いたことがあるというほど、認知度の高いポーカーは家族や友人など大人数で遊ばれることが多いです。自分の運で強い手札を作り、相手との駆け引きで勝利を目指す心理戦が特徴的なトランプゲームとして人気があります。今回はポーカーのルールや遊び方について詳しく紹介していきながら、戦略についても解説していきますので是非参考にしてみてください。
ポーカーとは?
ポーカーとは5枚のカードで役を作り、役の強さを競い勝利を目指していくトランプゲームです。自身の手札が弱い役であっても心理戦で相手を降ろすことができれば、勝利することができる奥が深いゲームになっています。近年ではテキサスホールデムというルールが主流になっているようです。ギャンブルとして行われることが多いですが、競技としても行われることがあるほどプレイヤー人口が多いトランプゲームの一つといわれています。
プレイ人数 | 2〜10人 |
対象年齢 | 小学生〜 |
難易度 | 普通 |
ポーカーの歴史について
ポーカーの歴史の起源は16世紀のフランスのポッケや、ドイツのポッカというゲームが原型ではないかといわれています。これらのゲームはすでにベットやブラフという要素を持っており、ペルシャのアス・ナースは役の概念がポーカーに似ているといわれているようです。1800年代初頭にフランスの移民がアメリカにポッケを持ち込み英語化された結果ポーカーと呼ばれるようになっています。当時は20枚のデッキで遊ばれていたそうで、ルールも徐々に進化していったそうです。
テキサスホールデムが考案され世界的ブームに
ポーカーはルールが多く進化していきましたが、1920年代から30年代にテキサスホールデムが考案されその後爆発的な人気となりました。そして1970年に「ワールドシリーズ・オブ・ポーカー」が始まったことで、世界最大のポーカー大会が行われプロ文化が確立されたのです。インターネットでの普及や世界大会の様子をみたプレイヤーたちによってポーカーブームが到来しました。
ポーカーの基本用語
ポーカーの基本用語は専門用語が非常に多く、今回はテキサスホールデムで使われている基本用語について紹介していきます。カードのことはデッキと呼ばれ自分の手札2枚のことをハンドと呼んでいるのです。場に出る共通の5枚のカードのことはコミュニティカードと呼ばれ、ベット関連の用語としては賭けに使う道具をチップと呼び、全員がかけたチップのことをポットと呼びます。
ポーカーのアクションで使う基本用語
ポーカーでチップを賭けずに次に回すことはチェックと呼び、新しくチップをかけることをベットと呼びます。他の人が賭けた額に合わせることはコールと呼び、他の人の賭けに上乗せすることをレイズ、持っているチップを全部賭けることをオールイン、勝負を降りることをフォールドと呼びこれらは他のトランプでも使われる一般的な用語です。
ゲーム進行中と駆け引きで使われる基本用語
手札2枚だけで勝負する最初のラウンドのことはプリフロップと呼ばれ、場にカードが3枚出ることをフロップ、4枚目をターン、最後の5枚目が出ることをリバーと呼んでいます。最後まで残ったプレイヤー同士でカードを見せて勝敗を決めることは、ショーダウンといいポーカーでは駆け引きについても専門用語が使われているのです。強いふりをして相手を降ろすことはブラフ、自分の手を強くしてくれる残りのカード枚数をアウト、次のカードで薬が揃う可能性がある手のことはドローと呼びます。
ポーカーで使うカード
ポーカーはジョーカーを除いた52枚のトランプを使用し、カードの強さはA、K、Q、Jとなり数字の2が一番弱いとされています。Aの特別ルールとしてストーレートではAが最も強いカードとなる時と最も弱いカードとなる時があるのです。スートに関しては強い弱いはなくハンドの組み合わせで勝負が大きく左右していきます。最強のハンドといわれるのがAAとなり絵札の3枚も強いハンドであるとされているようです。
ポーカーのルール
ポーカーのルールについては、世界で最も使われているテキサスホールデムのルールに沿って紹介していきます。ポーカーは各プレイヤーに2枚ずつ手札が配られ、場には共通カードが5枚出される状態で行われるのです。役の強さによって勝ち負けが決まり、他のプレイヤーをベットで降ろす駆け引きが大きな戦略となります。1回ごとに勝つことだけでなく、長期的な勝ちが必要になるため相手の心理を読むことが重要です。
ポーカーの遊び方
ポーカーの流れはまずディーラーを決めて順番に回していき、ディーラーの左隣の人からベットしていきます。各プレイヤーに手札を裏向きで配り最初の賭けラウンドをおこない、選べるアクションとしてはフォールド、コール、レイズです。その後場にカードを3枚オープンし、ベッティングを順番に行っていきます。4枚目のカードをオープンし再度ベッティングし、5枚目のカードオープンが最後のベッティングとなるのです。
カードを公開し役の強さを競い合う
5枚目のオープン後のベッティングを終えて複数人が残っていた場合にはカードを公開し、手札2枚と場のカード5枚から5枚のカードで強い役を作ります。役の強さで一番強いのがロイヤルフラッシュで、もし同じ役になった場合には役の中の一番大きいカードを比較することになるのです。カードも同じ場合は役に使われていないカードで勝敗を決めることになります。ポーカーは一番強い役の人が賭け金の山を総取りとなるため、いかに心理戦をしながら他のプレイヤーにフォールドをさせるかが重要です。
まとめ
今回はトランプゲームの中でも高い認知度があり、大会なども開催されるほどの人気のあるポーカーのルールや遊び方について紹介していきました。ポーカーは非常にシンプルなゲームでありながら、プレイヤー同士の心理戦が魅力となっているゲームです。相手の心理をいかに読み自身の有利に導くかなど、大人同士のポーカーは奥深く家族でプレイする時とは違う楽しみ方があります。ベット制を行わずにシンプルなルールで遊ぶこともできるので、子供と一緒に遊ぶことができるのも魅力の一つです。