トランプゲームのコントラクトブリッジというゲームを知っている方はあまりいないかもしれません。ブリッジと呼ばれることが一般的なゲームで個人戦が多いトランプゲームの中でペアで協力しながら対戦するゲームです。国際共通ルールが確立している数少ないゲームの一つでローカルルールというものがありません。今回はコントラクトブリッジのルールと遊び方について詳しく解説していきたいとおもいます。
コントラクトブリッジとは?
コントラクトブリッジは4人で遊ぶゲームで、イギリス発祥のカードゲーム「ホイスト」が元になっているのではないかといわれているようです。現在では欧米を中心に人気のあるゲームで、様々な戦略や思考が必要とされ、その奥深さからトランプゲームの最高峰と呼ばれるゲームでもあるといわれています。難しさから子供と一緒に楽しむというより大人のゲームとして親しまれているようです。
プレイ人数 | 4人 |
対象年齢 | 15歳以上 |
難易度 | 難しい |
コントラクトブリッジの基本用語
コントラクトブリッジはあまり大衆向けのトランプゲームではないため、基本用語もよく知らないという方も多いのではないでしょうか。トランプのことは切り札と呼ばれ、マークのことはスートと呼ばれます。さらにペア分けではジャンケンではなく方角に合わせてペアを決めるというルールも存在します。加算を狙うコールなどにはダブルなどという用語もあります。
コントラクトブリッジで使うカード
コントラクトブリッジで使用するカードは、トランプのジョーカーを除いたそれぞれのマーク4種類のA~Kの52枚を使用してプレイをします。コントラクトブリッジは国際共通のルールが存在するため、カードの特別ルールなどは存在しないといえます。カードの強さはAが一番強いとされ、その後にKが続き一番弱いのが2となるルールです。
オークション
コントラクトブリッジではコントラクトを決める前にオークションを行い、どのスートを自分の切り札にするかを決めたりします。さらに親を決めたり、獲得するトリック数なども決めることをオークションと呼び、このオークションがコントラクトブリッジの醍醐味ともいわれています。トリックというのは4人が出した1組のカードのことをいいます。
スート、ビッド
コントラクトブリッジのスートとはトランプのマークのことを表し、カードの強さを表す意味もあります。カードの強さはA、K、Q、Jと続き一番弱いのが2となり、マークに関してはクラブ、ハート、ダイヤ、クローバーという順に強さが決まっています。自分の手札を見た際に、パートナーと2人で何を切り札にして何トリックするかを宣言することをビッドといいます。
コントラクトブリッジのルールと遊び方
ここからはコントラクトブリッジのルールや遊び方について紹介していきます。ゲームの勝敗はポイントによって決まり、コントラクトを達成できた得点にボーナスが加算されその合計点が大きかった方が勝者となります。加算については相手側のコントラクトを失敗させる自信のある時にコールするダブルなどで得られます。これは主にディフェンス側の得点を増やす方法として使われます。
1.カードを配りオークション
コントラクトブリッジではまず親を決め、親は52枚のカードを13枚ずつ配ります。その後手札を確認した後オークションをし、獲得するトリック数や切り札を宣言し決めます。オークションが終わるとコントラクトとディクレアラーが決まるので、13トリックを競い合うゲームが始まります。1人がカードを出しリードが始まり残りのプレイヤーもカードを出していきます。
2.リードで強いカードを出しトリックを獲得する
順番にカードを出していき、1周した時一番強いカードを出したプレイヤーがトリックを獲得できます。これを13トリック獲得するまで行い、ゲーム終了後に相手のペアよりも多くのトリックを獲得すれば勝ちとなります。この際ダブルやリダブルを行い、成功すると得点にボーナスが加算されます。ビッドもダブルもリダブルも行わないパスを4人全員が行うとボードは終了しスコアは双方0点となります。
まとめ
今回はコントラクトブリッジの詳しいルールや遊び方について紹介していきました。難しいゲームシステムであることから、プレイヤー人口は少ないトランプゲームですが奥深さにハマると何度でも楽しむことができるゲームでもあります。家族だけでなく友達と一緒に探り合いながらプレイするのは非常に面白いため、気になった方は是非一度プレイしてみてください。