トランプのゲームとして圧倒的な認知度を誇るソリティアは、非常に簡単な仕組みのゲームでありながら考えながら進めていかなければいけない面白いゲームです。一人で遊ぶことができるので暇つぶしのゲームとしても楽しむことができます。ソリティアの奥深さについ何度も遊んでしまうという方も多いのではないでしょうか。最近ではPCやスマホでも遊ぶことのできるソリティアのルールについて詳しく解説していきたいとおもいます。
ソリティアとは?
ソリティアは一人で遊ぶカードゲームで、基本的にトランプを使ってプレイします。英語では「Solitaire」と表記され、孤独や一人遊びという意味を持ちます。フランス語起源で、19世紀から遊ばれてきた伝統的な遊びです。論理性や記憶力、戦略性が問われるゲームで、運と実力を使ってクリアを目指します。途中で詰まってしまった場合にはやり直しが可能で、ルール次第では何百種類も存在しています。
プレイ人数 | 1人 |
対象年齢 | 8歳以上 |
難易度 | 普通 |
ソリティアの歴史について
ソリティアは18世紀ヨーロッパのフランスや北欧が起源で、王族や貴族の娯楽として広まっていきました。その後庶民にも広がり、現代ではデジタルゲームとして最も有名なトランプゲームです。英語圏では「Patience」と呼ばれ忍耐という意味を持ちます。パソコンでは1990年からWindowsに搭載され、Windows3.0に「クロンダイク」が標準搭載されています。「Microsoft Solitaire Collection」として今も無料で遊ぶことができるため、職場で最も遊ばれたゲームとしてあげられるほど中毒性があるようです。
ソリティアの基本用語
ソリティアの基本用語は特別なものはなく、他のトランプゲームでも使用されている用語が使われています。トランプ4種類のことを意味するスートや、カードの数字を指すランクなどがあります。ルールとして各スートの最小カードはAで組札のスタート地点となり、各スートの最大カードはKで場の空列におくことができる唯一のカードです。その他にもトランプの色分けで場札にはそれぞれ交互におく色(カラー)という用語があります。
ソリティアの場や配置に関する用語
ソリティアではゲーム開始時に7列にカードが並べられ、場のメインとなるエリアがあり場札と呼ばれます。場列の縦の並びのことを列と呼び、各列に表向きと裏向きのカードが積まれています。ゲーム開始時に余ったカードの山のことを山札と呼び、1枚または3枚ずつめくって使います。山札から引いたカードの置き場のことを捨て札置き場と呼び、組札や場札に使用可能です。4つある完成を目指す場所のことを組札と呼び、スート毎にAからKの順に積んでいきます。場札でカードが無くなった場所を空列と呼び、Kを置くことができます。
ソリティアで使うカード
ソリティアで使うカードは、基本的にトランプ一組でジョーカーを除いた52枚を使います。各スートの13枚を使って行い、ソリティアのルールとして赤と黒を交互に並べなければいけません。つまりゲーム開始時に表向きのカードが赤の場合は黒を重ね、黒の場合には赤を重ねるという形になります。AとKはそれぞれ最小と最大のカードですが、中間カードは順番に組むことができれば複数のカードを同時に移動させることができます。
ソリティアのルール
ソリティアは場札を7列順番に並べていきますが、左から順に枚数を増やして置いていき、残りのカードは山札としてまとめて裏向きにして置いておきます。組札の置き場を4つ準備しておき、Aが出た場合には組札に置いていきます。カードを場札間で動かし、動かす札がなければ山札からカードを引きます。ルールとして表向きのカードは7枚しかない状態からゲームを始めるため、一番上のカード以外は初期配置では裏向きの状態で始めます。
カード移動のルール
場札の列同士で移動させる時には、数字が一つ小さい状態のみ移動することができます。しかしソリティアには色を交互に重ねるルールがあるため、数字が小さくても色が同じ場合は移動することができません。数字を組み合わせて複数枚をまとめて他の列に移動させることはできますが、空列におけるのは各スートのKのみとなっています。表向きカードが他の列に移動した際には、一番上の裏向きのカードを表向きにします。
ソリティアの遊び方
ソリティアの遊び方はまずジョーカーを除いた52枚のトランプをしっかりとシャッフルし、場札に左から1枚、2枚と順番に並べていきます。最初に行える行動は表向きのカードを別の列に移動させるか、Aが表向きのカードにあれば組札に置くかになります。列を移動させた場合やAを組札に置いた後は、裏向きのカードをめくり再び移動させるか組札に置くかになります。つまり組札の順番におけるカードがあるか、重ねることができるカードがあるかによって最初の行動が大きく変わります。
山札からカードを引いて選択肢を増やす
山札は裏向きの状態で置いてあるので、移動させたり、組札にカードを置けるカードがない場合には山札からカードを引きます。山札から1枚または3枚のカードをめくり、捨て札置き場に表向きで置いておきます。場札か組札に移動することができるカードであれば移動させ、なければ再び山札からカードを引きます。山札がなくなった時には捨て札を束ねて再利用します。
組札を増やしていき空列を作る
ソリティアのルールとして組札を作るか複数枚のカードを作って移動するかのどちらかになるため、徐々に場列からカードが減っていき空列ができます。そこにはKを置くことができるのでKを置いた後は組札とは逆の順番で重ねていきます。組札を全て完成させる、場列の裏向きのカードを全て表向きにすることでソリティアはクリアとなります。裏向きの場列をとにかくめくる方法と組札を完成させる方法とで大きく変わっていきます。
まとめ
今回はトランプゲームにおいて非常に人気のあるソリティアのルールについて紹介していきました。ソリティアは現在デジタルゲームとしても遊ぶことができ、ゲームのルール自体は非常に簡単であるため気軽に遊ぶことができます。しかし意外とクリアが難しい場合もあるので、うまく山札を活用しながらクリアを目指す必要があります。暇つぶしを探している方は是非プレイしてみてください。